初心者向け 株式投資の方法論

【初心者向け】運用資産140億ドルのファンドマネージャーに学ぶ!投資対象候補を絞る方法


(出典:photoAC)

インデックス(株式指数に連動する投資信託)に比べると個別株は難しいです、少なくとも私はそう感じています。私が初めて個別株を買ったときは、訳も分からず我流で適当に選んでいました。

これから個別株を始める方は、一定の基準、手順を持って、自分が納得できる銘柄を選んだ方が、私のように失敗することも無く、スムーズに個別株の投資を始められると思っています。

そこで、今回はバフェット氏に並ぶ(個人的にはバフェット氏を超ていると思っている)伝説のファンド・マネージャー、ピーター・リンチ氏の著書「ピーター・リンチの株の法則」を参考に、将来株価が上がるであろう株の候補を絞る方法を紹介したいと思います。

皆さんそれぞれのやり方があるとは思いますが、ピーター・リンチ氏のように大きく値上がりする(可能性がある)株を狙いたい方は、是非下記を参考にして下さい。

 

自分が理解している業界を選ぶ

個別株の選び方、第1ステップは「自分が理解している業界を選ぶ」です。この理由について、早速ピーター・リンチ氏の著書から一文を紹介しましょう。

個人投資家としての強みは、ウォール街の専門家から手に入れるものではなく、自分がすでに持っているものの中にある。すでに理解している企業や業界に投資することによってその強みを生かせば、プロをしのぐ運用成績をあげることも可能だ。(出典:ピーター・リンチの株の法則)

このポイントは著書の副題「90秒で説明できない会社には手を出すな」にも表れており、ピーター・リンチ氏が非常に重視、強調している点です。

当たり前ですよね、その業界を良く理解していない、つまりその業界の過去の成長、現状、今後の行く末の見通しがよく分かっていないのに、その業界に投資して良い結果が得られる筈がありません。

従って、自分が既に理解している業界を選ぶことが重要になってきます。自分が働いている会社の業界はベストですよね(当然、自分が働いている業界がお先真っ暗であれば、その分野には投資しないという選択肢もあります)。あとはブログに強い方はインターネットや広告業界、趣味で電車が好きな鉄オタの方は鉄道業界だったり、美容に拘っている方は化粧品やヘルスケアが対象になりそうです。

「自分が理解している業界」なので、仕事や趣味が直接関係していなくても、理解できる業界であれば問題ありません。例えば食品業界は、皆さん食品は買って食べますし、身近で比較的理解しやすい業界だと思います。

 

SBI証券(PC版)での業種の選び方

SBI証券(PC版)を例に具体的な銘柄の絞り方を説明します。「SBI証券 外貨建商品取引サイト」から「米国株スクリーナー」を選んで

次に「米国株スクリーナーを今すぐ使う!」をクリック

スクリーナーが開いたら、画面左下の「業種選択」をクリックすると、各業種のウインドウが現れるので、下記の例では「鉱物資源」を選んで「OK」をクリックすれば、「鉱物資源」のみの銘柄に絞られて一覧に表示されます。

 

PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)が低い順に並べる

第2ステップは「株価が割安な順に並べる」です。割安な順に投資対象として調べます。

割安に拘る理由は下記です。

常に守りの姿勢を取り、株を買ったら、それが値下がりしても持ち続けられるように新しい言い訳を考えるというパターンではなく、常に攻めの姿勢を取ることを私は心がけていた。割安な銘柄を見つけてもそこで止まらず、さらに割安な銘柄を探し続けた。(出典:ピーター・リンチの株の法則)

ピーター・リンチ氏は、今流行りの言葉で表現すると「バリュー投資」という、割安株に投資するスタイルで有名な方です。著書でもやはり割安株を好んでいるところが散見されます。

 

SBI証券で割安な順に銘柄を並べる方法

具体的な手順の続きは、上記の通り特定の業種に絞ったら、次に画面左下の「詳細検索項目」をクリックして、ウィンドウが開いたら一番左上の「実績PER*(株価収益率)(倍)」をクリック
*PER:株価÷一株当たり純利益、と計算して得られる倍率です。この数値が高い(一般的に20~25倍)と、その企業が稼ぐ力に対して株価が高くなり過ぎて、割高である(将来的に株価が落ちる可能性がある)ことを示します。

するとウインドウが閉じて一覧表に戻り、右上に「実績PER(株価収益率)(倍)」が追加されています。

次に画面左下の「+検索条件を追加」をクリック、ウィンドウが開いたら一番左上らへんにある「実績PBR*(株価純資産倍率)(倍)」をクリック
*PBR:株価÷一株当たり純資産、の計算式で得られる倍率です。この数値が高い(2~3倍以上)と、純資産という企業が持っているお金に対し、株価が高くなり過ぎていることを示します。

するとウィンドウが閉じて「実績PBR(株価純資産倍率)(倍)」が一覧表上の右に追加されます。

最後に「実績PER(株価収益率)(倍)」をクリックすれば、割安な順(PERが低い順)に銘柄が並べられます。

ここで注意したいのは、PBRがマイナスのものが一覧表に入ってくることです。PBRがマイナスの銘柄は基本的には投資対象に選んではいけません。PBRがマイナスとは債務超過(純資産がマイナス、つまり借金だらけ)だからです。

PBRがマイナスなものを取り除きたい場合は、画面左下にヒストグラム(分布図)があるので、その上の数値を調整して下さい。「実績PBR(株価純資産倍率)(倍)」の数値の範囲は「0~3」くらいに設定すればOKです。

 

各銘柄の業績が右肩上がりか調べる

第3ステップは「各銘柄の業績が右肩上がりか調べる」です。これに関しては著書から下記を引用したいと思います。

株価が安いというだけでなく、これから好業績をあげると自分が考える会社を選ぶのであれば、株式投資はギャンブルではない(出典:ピーター・リンチの株の法則)

第2ステップの割安な株に絞るだけではダメで、これから好業績をあげるであろう企業を選ぶことが重要です。

 

SBI証券で各銘柄の業績を調べる方法

業績を絞った、割安な順に並べた後は、上から順に各銘柄をクリックしていきます。下記の例では、「スマート・サンド」がPERもPBRも低いので、企業名をクリックします。

すると、下記のように「スマート・サンド」の銘柄詳細ページに移るので、「財務情報」というタブをクリックしてください。

するとその銘柄の損益計算書(売上や利益を示す財務諸表の一つ。企業の業績が一目で分かる資料です)の概要が表示されるので、「経常利益(営業利益に投資等、本業以外の損益を足したもの)」若しくは「当期純利益(経常利益から、税金の支払い等を差し引いて最後に残った利益)」が右肩上がりか確認します。特に一番右の「予想」が大事ですので、業績予想が最新業績よりも上がっているかを確りチェックしましょう。「スマート・サンド」の場合は業績予想が赤字なので、投資してはダメな典型的な例です。

下記が良い例です。一覧表で上から順に各銘柄の業績を確認していったところ、アングロゴールドという銘柄が、下記の通り当期純利益が2019年から右肩上がりで、業績が伸びていると分かりました。

上記の例の通り、SBIの「鉱物資源」というカテゴリーに絞った場合、アングロゴールドという銘柄が投資対象の候補になりました。

 

まとめ

以上が、割安かつ業績が伸びている銘柄、つまり将来株価が上がるであろう候補を絞る方法です。

本当は上記の方法で投資対象を幾つか絞った後に、その企業の公式HPを見て企業概要を理解したり、競合や需要等の外部環境を調査したり、決算書を読んで財務分析を行って、総合的な評価を行った方が良い(私はこれら作業、個別銘柄分析を行ってブログ記事を書いています)のですが、結構大変ですし時間も掛かりますし英語が読めないと辛い作業です。

投資判断は人それぞれですので、上記プロセスでたどり着いた銘柄に一先ず投資してみる、というのも一つの選択肢だと思います。

「個別株を選ぶ基準が無い!」という方は、先ず一定の基準を持って銘柄を選んでは如何でしょうか。上記方法は凄腕のファンド・マネージャーとして知られるピーター・リンチ氏の考えを参考にしたものなので、試してみる価値があると思います。

今回参考にした「ピーター・リンチの株の法則」を購入したい方は下記からどうぞ。


ピーター・リンチの株の法則---90秒で説明できない会社には手を出すな

以上、「【初心者向け】運用資産140億ドルのファンドマネージャーに学ぶ!投資対象候補を絞る方法」でした。

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