(出典:Unsplash)
アマゾンから始めて、当ブログで幾つかeコマース関連銘柄を紹介したので、ここではそれらをまとめて、しーおがが個人が決めたおすすめ銘柄ランキングを発表したいと思います!「結局どの銘柄が良いの?」と分からない方は是非参考にして下さい。
(以下は私個人が各銘柄のランキングを決めたもので、ランキング下位にある銘柄の企業や従業員、株主を攻撃する目的はありません。又、当記事は各銘柄について絶対的に正しい評価を議論するものでは無い為、当記事に対する非難や誹謗中傷はお止め下さい。)
1位:ビップショップ
(出典:Fortune)
第1位にはビップショップを選びました。
2位と迷いましたが、キャッシュフローがより健全なビップショップを1位に選びました。
私個人は、銘柄評価は「減点方式」だと思っています。10項目のうち9項目が非常に素晴らしくても、残り1項目が壊滅的に駄目だと、投資を見送りたくなります。私が尊敬するピーターリンチ氏も「割安な理由=何か一つでも決定的に駄目な要素が無いか」を投資前に徹底的に調べ上げています(参照:ピーター・リンチの株の法則)。
ビップショップも同じです。株価は冴えないですが、調べても決定的に悪いところが見当たりませんでした。中国のeコマースの巨人、アリババと比較してもしっかり戦える戦略があると思っています。
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2位:イーベイ
(出典:edesk)
第2位にはイーベイを選びました。
ほぼ全ての評価項目において高い評価となった素晴らしい企業ですが、重くのしかかる自己株買いを嫌って、惜しくも2位としています。
ペイパルを切り離した当時のイーベイを知る人は、イーベイには投資したくないでしょうね。今は事業を完全にeコマースに絞ってスリム化できており、収益性が抜群に良く、完全に建て直した印象です。
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3位:アマゾン
(出典:Amazon.com)
第3位はアマゾンを選びました。
驚きはその業績です。コロナの特需とは言え、時価総額が全米3位というとんでもない企業規模にも関わらず(参照:YAHOO!ファイナンス)、まだ成長しているとは単純に凄すぎます。
株価も時価総額も高すぎるので、大きな値上がり益は狙えないと思い、この順位としました。割高な水準だからこれ以上は株価が上がらないという一般論に反して、株価が更に上がることもありますし、単純に「業績が良いからアマゾンに投資する」という判断でも全く問題無いと思います。
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4位:アリババ
(出典:Sapore di China)
ここからは正直あまりおすすめできない銘柄になります。
第4位はアリババです。おすすめできない最大の理由は、業績の高止まりです。買収した企業の経費が大きかったり、買収で利益率が悪化しているように見えます。今後収益が改善されるかもしれませんが、少なくとも現時点では投資は出来ないと思いました。
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5位:メルカドリブレ
(出典:MercadoPago.com)
第5位はメルカドリブレです。
当ブログではメルカドリブレをキャッシュレス関連銘柄として紹介しましたが、メルカドリブレは元々eコマースの企業で、中南米ではあのアマゾンを圧倒している、ラテンアメリカのチャンピオンです。
赤字が続いていますが、回復傾向にあります。私の個人的な予想ですが、中南米の経済回復がメルカドリブレの業績回復を強く後押ししそうだと思っています。というのも、中南米は経済基盤が元々とても脆弱だったので、例えば南米最大の国であるブラジルはコロナで壊滅的な状況になりました(メルカドリブレの売上が一番大きいのはブラジルです)。アメリカや日本は既にコロナからかなり回復してきている印象ですが、中南米はまだまだこれからです(参照:JETRO)。メルカドリブレにはこれからの追い上げを期待したいと思います。
【関連情報】メルカドリブレ(mercado libre)の決算・業績・財務等の銘柄分析
6位:ショッピファイ
(出典:WebRevenue Sdn Bhd)
第6位はショッピファイです。
この順位に対して、ショッピファイのホルダーやファンの方から非難轟々になりそうですが(実際Twitterでありました・・・)、個人的には妥当なランキングだと思っています。今日、オンラインストアを作るツールは幾らでもありますし、ショッピファイでなくともSNSとの連携は簡単にできるので、ショッピファイが今後どうやって顧客(ショップオーナー)を増やして売上を増やすのか、成長の絵図が描けるのか疑問です。
株価もこれよりも上がるのか、というくらい高騰していると思います。
【関連情報】ショッピファイ(Shopify)の英語決算書が5分で分かる!
7位:シークー・ホールディング
(出典:Jing Daily)
7位はシークー・ホールディングです。
赤字にこそ落ち込んでいないものの、あからさまに業績が落ちています。株価は安いですが、「割安」というよりは「株式市場から見放されている」のだと思っています。
【関連情報】シークー・ホールディング(Secoo Holding)の英語決算書が5分で分かる!
まとめ
コロナで最も伸びたであろうeコマース業界は、ここ数年は新規参入が落ち着いているものの、非常に競争が激しい業界です。ただ、コロナによって通販が人々の生活に定着したので、長期的に成長が期待できるテーマだと思っています。投資家から大いに注目を浴びた業界なので、軒並み割高な銘柄ばかりですが、狙い目の銘柄も無いことはないかな、と思いました。私のおすすめは上記の通りですが、自分で調べることはお宝探しみたいでとても楽しいので、是非一度証券会社のスクリーナーを触ってみることをおすすめします!
今回のおすすめ第3位だった、アマゾンの株が買いたい方は下記参考にしてみて下さい。
以上、eコマース関連のおすすめ銘柄ランキングでした。
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