株式投資の方法論

分散投資でリスク対策も完璧!世界的なインデックスに学ぶ、ポートフォリオの組み方


(出典:DW)

株式投資を行っていると、よく「分散投資」ということをよく聞きます。株式や債券等、金融商品は様々なものがありますが、要は一つに集中投資すると、その金融商品が暴落したときに危ないから分散せよ、ということですね。

では皆さんはどうやって分散投資を行ってポートフォリオ(資産構成)を組んでいますか?世の中には結構色んな説がありますが、私はインデックス(株式指数)に倣うのが良いと思っています。株式のプロが「これが株式市場の全体を示すものだ」って作ったのがインデックスですからね、相関性が低い、幅広い領域にまんべんなく投資できます。

そこで、今回は世界でも最も権威がある(かつパフォーマンスが高い)インデックスの会社、S&P に従って、どう分散投資すれば良いのかを説明したいと思います。「分散投資したいけど、どの銘柄を選べばよいのか分からない」という方は、是非下記を参考にしてください。

 

S&Pに学ぶ、分散投資の要点

①S&P 500が代表的な指数で、11セクターに分かれている
②各セクターでパフォーマンス(株価の伸び)がバラバラなので、分散効果がある
③各セクターでウエイトが異なるので、個人投資家も各セクターでウエイトを変えてもOK
④各セクターから1銘柄選んで分散しておけば、突然の事態でも被害を最小限に抑えられる

 

S&P 500の11セクター

S&P グローバル社が出しているインデックスは複数ありますが、ここでは一番代表的なS&P 500という、米国でも500の大企業(大型株)が選ばれているインデックスを取り上げます。

S&P 500は11のセクターに分かれています。Global Industry Classification Standard(世界産業分類基準)に従って分けているそうです。他にも色々分け方があるかもしれませんが、一番有名な分け方はこの11セクターなので、これに従いましょう。

S&P 500の11セクターは下記の通りです。
①テクノロジー
②ヘルスケア
③一般消費財(Consumer Discretionary)
④通信(Communication Services)
⑤金融
⑥工業、産業(Industrials)
⑦生活必需品(Consumer staples)
⑧不動産(Real Estate)
⑨素材(Materials)
⑩公益(Utilities)
⑪エネルギー

ちょっと話しが脱線してしまうので、各セクターの説明や特徴は別記事で紹介したいと思います。

 

各セクターの株価チャート


(出典:Fidelity

各セクターでちゃんと相関が無い、リスク分散できているかを確認する為に、株価チャートを見てみましょう。

上記の通り、5年間で一番パフォーマンスが良かったのはテクノロジー、一番パフォーマンスが悪いのはエネルギーですね。

例えばですが、「俺は石油に詳しいから、石油関連の銘柄に集中投資しよう」と5年前に決めていたら、上記の通り悲惨な結果になったわけです。もちろん、5年前にテクノロジーへ集中投資していれば最高の結果だったかもしれませんが、5年前にこうなるとは誰も予想できなかったわけです。各セクターでパフォーマンスはバラバラ、どのセクターが次に来るのか分からないから、夫々のセクターに分散して株を持ちましょう、ということですね。

 

各セクターのウエイト


(出典:SP Global

余談的な話しになりますが、11セクターのウエイトは夫々均一では無く、上記の通り偏りがあります。ウエイトが大きいのはテクノロジーですね。

基本的には各セクターから1銘柄ずつ、各銘柄に均等な金額を投資するのがシンプルで良いと思いますが、S&P 500に従って、テクノロジーに多くの金額を投資したり、銘柄の数を増やすのも良いでしょう。但し、今後もテクノロジーのパフォーマンスが良いと断言できないことは注意してください。

 

S&P 500のセクターを使った分散投資の具体例

S&P 500のセクターを使って代表的な銘柄でポートフォリオを組むと、例えば下記のようになります。

①テクノロジー=>アップル(NASDAQ: AAPL)
②ヘルスケア=>ジョンソン&ジョンソン(NYSE: JNJ)
③一般消費財=>アマゾン(NASDAQ: AMZN)
④通信=>アルファベット(NASDAQ: GOOGL)
⑤金融=>JPモルガン(NYSE: JPM)
⑥工業、産業=>ハネウェル・インターナショナル(NASDAQ: HON)
⑦生活必需品=>コカ・コーラ(NYSE: KO)
⑧不動産=>REITs(不動産投資信託)
⑨素材=>BHPビリトン(NYSE: BHP)
⑩公益=>ネクステラ・エナジー(NYSE: NEE)
⑪エネルギー=>ロイヤル・ダッチ・シェル(NYSE: RDS.A)

どうでしょうか、かなり広い業界に分散して投資できたと思います。

重要なのは、何かのイベントによって需要がガタ落ちしたときに、全ての銘柄が共倒れしないかどうかです。分かりやすい例で言えばコロナでしょう。コロナによって、旅行、外食業界は壊滅的な打撃を受けました。もし上記のようなポートフォリオだったらどうなったでしょうか。旅行需要が無くなって航空機向けセンサーを扱うハネウェルは苦しみましたが、家でのインターネット利用が増えてアルファベットは好調でした。レストランが軒並み営業停止でコカ・コーラは大打撃ですが、巣籠り需要でアマゾンにとっては寧ろ好機です。

 

まとめ

以上が、S&P 500のセクターを使った分散投資の方法です。

必ずしもこれらのセクターにガチガチに拘る必要は無いですが、バランス良く分散させる為の一つの目安になると思います。

大事なのは、各銘柄で相関性が低いことです。「俺は鉄オタで鉄道には詳しいから」と、鉄道車両メーカー、鉄道会社、旅行会社の株を持っていたら、コロナで一撃死だったでしょう。

今後またどんな大パニックが訪れるかも分かりません。「半導体が流行りだから」と集中投資したくなる気持ちも分かりますが、どんな未曾有にも耐えられるようなポートフォリオを作っておいたほうが、長く投資を続けられると思います。

以上、「分散投資でリスク対策も完璧!世界的なインデックスに学ぶ、ポートフォリオの組み方」でした。

今回のブログ記事の続編が下記です。危ないセクターについて説明しているので是非ご覧ください。

知らずに株式投資したら大損するかも!?S&P 500のセクターに潜む危険な株と安全な株

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