銘柄分析

しーおががの銘柄評価基準(投資すべき魅力的な銘柄の判別基準)


(出典:usa today

私、しーおががは、米国株を中心に各種銘柄の公式HPや決算書、プレスリリースを読んで、その情報をブログ記事に纏めています。

只、調べて纏めた内容だけだと、「それで、結局投資すべきなの?投資しないべきなの?」という回答にはならないので、私はプロの証券アナリストではないものの、いち個人投資家として、各銘柄について私なりの個人的な評価を行っています。

ブログ記事にはなんの説明も無しに、いきなり私個人の評価結果を書いているので、ここでは私の銘柄評価基準を説明したいと思います。

 

銘柄評価の基本的な考え方

銘柄を評価するときというのは、良い銘柄に対して高評価をつけて、悪い銘柄に対して低評価をつけます。

では、「良い銘柄」、「投資すべき銘柄」とは何でしょうか?

「株価が上がりそうな銘柄」ですよね?空売りでもしない限り「株価が下がりそうな銘柄」を買う人はいません。配当狙いなら「高配当の銘柄」が「良い銘柄」になりますが、私は値上がり益狙いですし、ここでは「株価が上がりそうな銘柄=良い銘柄」とします。

では「株価が上がりそうな銘柄」は何でしょうか?分からないんですね。分かる人が居たら教えて欲しいものです。だって、本物の預言者(居るのか??)以外、誰1人として「将来その銘柄の株価が上がるかどうか」なんて分からないんですから。

この事実、意外と見落とされている気がします。というか、プロの証券マンやアナリストでも忘れている人がいると思います。ネットには「この銘柄は絶対上がる」と言っているプロ(自称??)がいっぱい居ますよね。プロでもそう思っている(素人にそう思わせてる??)んだから、我々素人が「この株は絶対上がる!!」と思い込むのも無理はありません。

因みに、「株価が上がる銘柄なんて誰にも分からない」という考え方は私のオリジナルでは無く、私がとても尊敬する山崎元先生の考えです。山崎元先生は「銘柄選択に関して、平均的他人に勝る判断力は自分(各個人)にもプロにも無い」と断言されています(参照:トウシル)。


(出典:twitter

さて、そんなことを言ってしまうと、「じゃあ株価が上がる銘柄なんて分かんないんだから、えいやで選んでしまえ!」という結論になってしまうかもしれません。しかしこれだと、株式投資の巨人、ピーター・リンチ氏に言わせれば「手札を見ないでポーカーをプレイすることに等しい(参照:ピーター・リンチの株の法則)」となるので頂けません。ポーカーをプレイするのであれば手札を見てからベットするように、株投資をするなら調べものをしてから投資判断しないといけません。


(出典:POKER BLOGGER

従って、「良い銘柄」の評価とは、ポーカーに例えると手札の強さを評価することで、手札の強さを把握(つまりその銘柄が強い企業かどうかを把握)してから、勝てる手札(強い企業)ならガツンと高額をベットする(投資する)、というのが私の銘柄評価基準についての考えです。

では、以下に10ある各評価項目を説明していきます。

 

1.事業のシンプルさ(単純事業)

一つ目は事業のシンプルさです。これも実は私のオリジナルでは無く、バフェット氏やピーター・リンチ氏の投資法を参考にしています。

バフェット氏は「自分が理解できないビジネスには投資しない」と言っています。そのような理由で、バフェット氏は今までハイテク株は避けてきたそうです。

ピーター・リンチ氏は「90秒で説明できない銘柄には投資するな」と言っています。

事業が複雑だと、想定していなかった(想定できなかった)リスクにより、業績、株価が暴落することがあります。なので、事業が複雑だったり、複数のバラバラな事業がある企業は、この「単純事業」という項目で低い点数になります。

 

2.商品やサービスの競争力(商品力)

2つ目は商品やサービスの競争力です。要は、企業の商品やサービスが、競合他社と比べて優れているかですね。

何を以てして「競合他社と比べて優れている」とするか、私は厳密に決めていませんが、商品の認知度であったり、マーケティングの4Pを借りて、品質の評判、価格競争力、広告をバンバン打っているか、適切な流通経路を確保しているか、といったところが見るべきポイントになるでしょう。


(出典:世界ヘボカン

上記を総合的に判断して、競争力が高いならこの項目の点数が高くなります。

 

3.競合との競争(競争要因)

3つ目は競合との競争です。同じ事業を行っている競合との競争の他に、5フォース分析を借りて、仕入れ先や顧客との力関係、新規参入者や代替商品が出て来ないかをチェックします。


(出典:salesforce

競合が溢れていたり、仕入れ先や顧客からのプレッシャーが強い、新規参入や代替商品が多くて、「この業界はキツイな」という印象であれば、この項目の点数は低くなります。

 

4.新規企業が参加しやすいか(参入障壁)

4つ目は、新規の企業が入りやすい業界かどうかです。一般的には設備が不要なIT企業は参入障壁が低いですし、設備が必要で実際に製品を製造する製造業は参入障壁は高めです(そのような理由で、私は流行りのIT企業への投資が大嫌いで、メーカー銘柄が大好きなのです)。他には、多くの人員が必要な業界(例:運送業)、資金が必要な業界(例:銀行)、特殊な技術やノウハウが必要な業界(例:自動車製造)も、必要無い業界と比較すると参入障壁が高いということになります。

因みに、この項目は「3.競争要因」と微妙に被りますが、参入障壁は高くないけど、あえて後から新規参入するほど旨味がある業界では無い(例:耳栓や安全眼鏡、手袋やヘルメット等の安全防護具)、ということもままあって、「参入障壁が低い=新規参入が多い」とは一概に言えない為、あえて別々の項目にしています。

 

5.市場の需要や社会からのニーズ(社会需要)

5つ目は需要や社会からのニーズです。EV充電設備等、年々需要が増して市場が拡大しているかをチェックします。

あとは、そのビジネスが社会から求められているのかも重要です。社会から求められていないビジネスなんてあるのか?と思うでしょう・・・あります、例えば原子炉メーカーです。


(出典:The Wall Street Journal

「原子炉は社会から求められている!!!」という意見を持っている方には怒られてしまいますが、今日の日本で新しく新設された原子力発電所は無いですし、日本において原子力発電を新設して欲しいというニーズは無い(非常に少ない)筈です。

従って、この項目では、市場が拡大している業界や、社会から強く求められている企業に対して高い点数がつけられます。

 

6.株価が割安か(割安度)

6つ目にしてやっと株投資っぽい評価項目です。この項目は株価が安いかどうかの判断ですね。最近流行り?のバリューやグロースの、バリュー投資において重要な点です。

PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)を市場平均等と比較して、高PER高PBRならこの項目を低い点数に(割高)、低PER低PBRならこの項目を高い点数(割安)とします。

PERが高いけどPBRが低い、PERが低いけどPBRが高い場合は判断が難しくなりますが、私はどちらかと言うとPERを重視して判断します。

 

7.配当が出ているか、増配傾向か(配当)

7つ目は配当です。正直私は配当をあまり重視しないのですが、ピーター・リンチ氏の本を読んでから、配当も重視するようになりました。

要は、配当とは株主に利益を還元する方法の一つで、配当を出しているかどうか、増配しているかどうかが、企業がお金に余裕があるかどうかのバロメーターになるわけです。

この項目では、増配傾向であれば高い点数を、配当が減っていたり無くなったりすると低い点数をつけます。

 

8.経営の効率の良さ、利益率の高さ(収益性)

8つ目の項目は収益性です。当たり前ですが、よりお金を効率的に儲ける企業の方が、投資家としては魅力的ですよね。

収益性の評価方法は奥深いのですが、私はざっくりと

①売上高÷純利益=売上高純利益率
②ROA(総資産利益率)
③ROE(自己資本利益率)

の3つを評価しています。

収益性含め、評価方法が詳しく知りたい方は決算書の読み方に関する本を読んでみて下さい。


(出典:Amazon.co.jp

上記の100分でわかる! 決算書「分析」超入門 2021は決算書の読み方や企業の評価方法が初心者にも非常に分かりやすく説明されていて、超おススメの本です。

 

9.業績が伸びているか(成長性)

9つ目は成長性です。成長する企業としない企業なら、当然成長する企業の方が良いに決まってます。

この項目では

①(当期売上高ー前期売上高)÷前期売上高=売上高増加率
②賃借対照表の資産や負債の増減

の2つを確認して評価しています。

 

10.会社が倒産しないか(安全性)

10番目は投資したい会社が将来倒産しないか、その安全性を評価します。倒産するであろう企業に投資する人はいないですよね。

安全性については評価すべき項目が複数ありますが、私はざっくりと、

①自己資本÷総資本=自己資本比率
②流動資産÷流動負債=流動比率
③キャッシュフロー計算書のタイプ

の3つだけを評価しています。

 

まとめ

10項目、多かったですね・・・私は時間があれば色々投資の本を読むのですが、そのなかで良い重要な評価点を見つければ、その度に私の評価項目として加えてきたので、こんなに多くなってしまいました。

投資をするかしないか、銘柄の評価において大切なのは、項目の多い少ないでは無く、ピーター・リンチ氏の言葉を借りると「ちゃんと宿題をする」、つまり確り調べものをして、その銘柄を確り理解することです。90秒というのは例え(と言いながら、ピーター・リンチ氏の当時の同僚の方々は、実際に90秒で説明していたらしい)ですが、確り他人に説明できるようになって初めて、投資すべきかどうかの判断ができると思います。私もこれを胸に刻んで、株投資を続けていくつもりです。

以上、しーおががの銘柄評価基準でした。

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