初心者向け 株式投資の方法論

知らないと株式投資で大損!?とっても簡単な財務諸表の読み方と倒産しそうな銘柄の見分け方

こんにちは!

先日、投資家には戦慄が走るようなニュースがありましたよね、中国の不動産会社「恒大集団」の債務不履行問題です。

恒大集団に投資していた人は大変です、株価は落ちるわ、取引停止で売却もできないわ、最悪です。

株式投資をするなら、やはり倒産するかもしれない会社には投資しないように注意したいところです。

そこで今回は、株式投資のプロの著書「100分でわかる!決算書「分析」超入門」を参考にしながら、倒産する可能性がある危ない、投資してはいけない企業の簡単な見分け方を説明したいと思います。

ではさっそくいってみましょう!

 

会社はなぜ倒産するのか?

いきなり本題に入る前に、そもそも何故会社が倒産してしまうのか考えてみましょう。

一般的には、「赤字が何年も続くと倒産する」というイメージがあるかもしれません。もちろん、赤字が長く続けば倒産のリスク大ですが、厳密には「資金繰りに行き詰ったとき」に会社は倒産します(出典:100分で分かる決算書「分析」超入門)

「赤字=潰れる」と考えている方も多いかもしれませんが、そうではないんですね。資金繰りに行き詰る、つまり借りていたお金を返せなくなったり、お金が必要なのに借りれなくなったりすると、会社は倒産するんです

そのポイントを意識して、投資したい企業の会社の財務諸表を読んでみると、倒産するかしないかが理解しやすくなると思います。

 

自己資本比率が低いか、下がり続けているか?

では!倒産しないかチェックする最初のポイントです!

原則借金がなければ会社は倒産しないということ。つまり自己資本が多いほど、安全性は高いといえます。それがわかるのが「自己資本比率」です。(出典:100分で分かる決算書「分析」超入門)

まずチェックするのは自己資本比率です。

恒大集団を例に、実際に財務諸表から自己資本比率をチェックしてみましょう!

先ず財務諸表が載っている年次報告書を開きます。年次報告書は「Annual report」なので、googleで「evergrande group annual report」と検索します。下記の通り、一番上の検索結果が恒大集団の公式HPなので、そのサイトをクリック。

下記の通り公式HPに入ったら、最新の年次報告書、2020年のものが開きたいので「2020」をクリック。

下記の通り2020年の資料が表示されるので「Annual Report」をクリック。

さて、下記の通り年次報告書が表示されました。この中から賃借対照表を探します。

賃借対照表は「Balance sheet」か「Financial position statement」です。下記の通りPDFの検索窓に「Balance sheet」と入力したら、賃借対照表が見つかりました。

賃借対照表から純資産と資産総額を見つけます。純資産はTotal Equity、資産総額はTotal Assetsで、下記の通り賃借対照表から見つかりました。

自己資本比率=純資産÷総資産=350,431÷2,301,159=15%です。業種によりますが、最低30%は欲しいところなので、15%は相当低いレベルです

因みに、自己資本比率が年々減ってるか増えてるかを調べると更に詳しく財務状況が分かります。

上記の通り、恒大集団の2019年の自己資本比率は358,537÷2,206,577=16%です。ちょっとですが、2019年から2020年になって自己資本比率が16=>15%に減っているので、借金が増えて自己資本が減っている状況で、マズいということが分かります。

恒大集団を例に調べてみましたが、特定の銘柄に投資する際には必ず自己資本比率をチェックして、基本的には30%未満の企業には投資しないと覚えたらOKです。

 

キャッシュフロー(現金の流れ)は大丈夫か?

次はキャッシュフロー、現金がどれだけ出ていって、現金がどれだけ入ってきているかです。

資金繰りに行き詰ったときは、体つきが変わるだけではなく、体に十分な血液(現金)が巡らなくなります。安全性を分析するうえでは、「営業CF」、「投資CF」、「財務CF」の3つの数値の大小(プラスマイナス)に注目しましょう。(出典:100分で分かる決算書「分析」超入門)

上記はキャッシュフロー計算書という財務諸表を見れば分かります。

先ほどの続きで、恒大集団の年次報告書を見てみましょう。

キャッシュフロー計算書、英語でCash flow statementと言いますが、だいたい賃借対照表の近く、大抵は賃借対照表の次にあります。

上記の通りキャッシュフロー計算書を見つけたら、営業キャッシュフロー=Net cash generated from operating activities、投資キャッシュフロー=Net cash used in investing activities、財務キャッシュフロー=Net cash generated from financing activitiesを見ます。

上記の通り、恒大集団の場合、営業キャッシュフローは110,063、投資キャッシュフローはー24,128、財務キャッシュフローはー76,885(百万元)です。

営業キャッシュフローは本業で稼いだ現金(キャッシュ)です。投資キャッシュフローは投資で現金を稼げばプラス、設備投資をして現金を使ったらマイナスになります。財務キャッシュフローは現金を借りてくればプラス、現金を銀行に返せばマイナスです。

各キャッシュフローの組み合わせで、どれが良いのか、どれが悪いのかを下記の通り表に纏めました。

恒大集団は上記の「最高!」のパターンで、営業CFが大きなプラス、投資CFと財務CFが小さなマイナスです。只、既述の通りそもそも借金が大きすぎるのが恒大集団の問題点です。借金が大きすぎるからこそ、上記の通り財務キャッシュフローがマイナスとなって借金返済していますが、それでも借金は前期2019年よりも大きくなってます。

よく見る悪いパターンは上記表の「悪い」で、本業でお金が稼げず営業CFが小さなマイナス、設備投資でお金が掛かって投資CFも小さなマイナス、お金が無いので銀行からお金を借りて財務CFが大きなプラスというものです。これだと、借金がどんどん膨らんでいきます。

あまり見ないですが、上記表の「超悪い」パターンは、本業でお金が稼げず、投資でお金も必要な上、銀行にお金を返さないといけないパターンです。現金がどんどん減っていくので、倒産まっしぐらです。

色々説明しましたが、とりあえず営業CF+投資CF+財務CFがマイナスで無いかをチェックすればOKです。3つのキャッシュフローを全部足し合わせて、現金がどんどん減っていると、いずれ現金が底をつくので非常にマズいです。

 

まとめ

株式投資をしてはいけない、ヤバい会社の見分け方をざっくり説明しました。

実は今回説明した内容は本当に最低限の内容です。恒大集団が今回のように危機的な状況に陥ると察知するには、賃借対照表等をかなり詳しく見る必要があります。ただ、それを勉強するのは結構難しくて、私もそこらへんは未だ勉強中です。第一、そこまで細かく分析するとかなり時間と手間が掛かってしまいます。

なので、「10倍株を見つけて投資したい!!」と個別銘柄投資に燃えている方に、ヤバそうな会社に投資して失敗することだけは避けて貰う為に、投資する前に最低限チェックした方が良いことを説明しました。

財務諸表を読むのは面倒臭いですが、株式投資で大金を失ったら大変です。このブログ記事を読んで頂いて、株式投資する前に財務諸表を読んだり、決算書の読み方を勉強するきっかけになれば幸いです。

今回参考にした「100分でわかる!決算書「分析」超入門」は非常に分かりやすい本で、私は何時もこの本を参考にして決算書を読んでいます。ブログ記事で紹介した分析方法以外にも様々なものを紹介しています。会計の知識が無い方でも読んで理解できる内容なので、購入したい方は下記からどうぞ。

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以上、「知らないと株式投資で大損!?とっても簡単な財務諸表の読み方と倒産しそうな銘柄の見分け方」でした。

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