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テンセントの株情報

前回に引き続き、今回もゲーム関連銘柄です。

第3弾はテンセント(SEHK: 700)です。
香港証券取引所なので、投資したいという方は、お持ちの証券会社で取扱があるか確認してください。

テンセントも超大企業なのであまり記事を書きたくなかったのですが、ゲームでは世界に誇るメーカーなので、やる気を出して記事を書きたいと思います。

では企業情報を見ていきましょう。

事業内容と競争
知らない方がいるかもしれませんね。
テンセントは広東に本社がある中国企業で、SNSを主に提供している企業です。
中国のFacebookみたいな感じですね。
スマホのメッセージアプリ、WeChatが有名ですね。
日本では全く使われていませんが、中国の方はほぼ100%このアプリを使っています。

ゲーム事業は2003年から取り組んでおり、オンラインゲームから取り組みました。
今日で有名な作品は「Honor of Kings」だそうです。
スマホにダウンロードするアプリのゲームで、日本ではあまり見ないかもしれませんが、世界では総売上が世界2位の大ヒット作品です。
ちなみに1位もテンセントの「PUBG Mobile」というゲームです。

上述のスマホゲームの成功により、実はテンセントのゲーム売上が任天堂を超える世界2位になっています。
日本人にとってゲームはニンテンドースイッチなので、これは意外な事実ですよね。

テンセントの戦略は資金力と買収にあります。
「Honor of Kings」は2015年に買収したアメリカの Riot Gamesが、「PUBG Mobile」は韓国のPUBG Corporationとの業務提携で開発したものです(PUBG Corporationにはテンセントの資本が入っています)。
今後も豊富な資金力を使ってゲーム市場のシェアを獲得していくでしょう。

顧客と需要
ゲーム分野での顧客はスマホユーザーがメインですね。
「Honor of Kings」をプレイする人は女性の方が多いと紹介する記事もあり、男女問わずユーザーが多いようです
(実際、私の嫁さんも「Honor of Kings」っぽいスマホゲームにめちゃくちゃハマってます)。

社会からの需要ですが、どのような時代でもゲームのニーズは根強く、特にスマホゲーム市場は年々規模が大きくなっています。

業績

流石は世界トップクラスのIT企業です、売上、利益全て右肩上がりです。
2021年1Qの業績は、売上が前期比25%増の1,353億元、営業利益が20%増の428億元でした。
主力のゲーム事業が確り業績を出しています。

株価、各指標、配当

株価も業績と同様に伸びていますね(最新の株価はこちら)。


PERも右肩上がりかと思いきや、2018年をピークに落ちており、2021年6月11日のPER=32.04倍です。
思ったより低いですが、香港市場の平均PERよりは高く、割高の水準です。


ROEも低下傾向で、2020年4QのROE=28.12%です。
低下傾向なのは気になりますが、十分な収益力です。

配当金の推移傾向は分かりませんでしたが、2021年6月11日時点の最新の配当金は1.6HKD、配当利回りは0.27%です。
中国が配当金を重視しているのか分かりませんが、テンセントの配当金はオマケみたいなものですね。

財務諸表

2020年は大幅な増収増益でした。
テンセントに限らず、2020年はゲーム業界にとって素晴らしい年になりましたね。
利益率を見ると、粗利率46%とかなり高いです。
ゲーム業界は総じて利益率が高いそうです。


流動比率は118%と平均的ですね、支払い能力は問題ありません。
自己資本比率は58%とかなり高く、倒産の心配はまずありません。
やはり設備が少ないITは他の業界に比べて財務で有利になりますね。


営業キャッシュフローがプラス、投資キャッシュフローがマイナスで、ほぼキャッシュを使い切っています。
投資の一部は金融資産の取得に使われたので、恐らくLeyou等の企業買収です。
財務キャッシュフローは少しのプラスになっています。
資金繰りに大きな問題は無さそうです。

今後の業績予想
2021年の業績予想は、売上が22%増の5912億元、純利益が5%減の1524億元です。
詳細情報がありませんでしたが、2021年も投資を続けるということで、利益はほぼ横ばいという予想かもしれません。

総評

テンセントの個人的な総合評価は83点です。
買収によるところが大きいとは言え、スマホゲームで圧倒的優位を築いて他社を寄せ付けません。
収益力、財務安定性、成長性も申し分ないですね。
やや割高なところ、米国市場に比べて香港市場は投資家からお金が集まりにくいところは気になります。
超割安株では無いので私の投資対象からは外れますが、中国企業なら迷いなくテンセントをお勧めしたいですね。

以上、テンセントの株情報でした。

引用元
https://www.macrotrends.net/
https://www.hkex.com.hk/?sc_lang=en
https://ycharts.com/
https://www.tencent.com/en-us/investors/financial-reports.html
https://www.thomsonreuters.com/en.html

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