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ユニティ(Unity Technologies)の決算情報


(出典:gamesradar)

今回でゲーム関連銘柄を一旦終わりにします。

最後はユニティ・テクノロジーズ(NYSE: U)です。

日本では知名度が無い(Twitterではちょくちょく参照されてる)ですが、ゲームエンジンメーカーとして注目されているようです(参照:The Motley Fool)。

では企業情報を見ていきましょう。

ユニティの事業内容

ユニティはゲームエンジンメーカーです。

ゲームエンジンとは、ゲームを開発するために作られた統合開発環境である。(中略)独自開発のコストをかけて割に合う企業の方が減ったこと、小規模のゲームメーカーが増えたことなどもあって、ゲームエンジンを導入して開発する例の方が多くなっている。(引用元:itmedia

ということなので、要はゲーム開発ソフトですね。

ユニティの年次報告書によると、スマホゲームのトップ1,000作品のうち、約71%はユニティのゲームエンジンで制作されているということで、ゲームクリエイターにとって必須のツールであることが分かります。

 

ユニティの競合

Incredibuild Software Ltdによると、意外にも競合は複数あり、Unreal EngineやAmazon Lumberyard、CryENGINE等があります。

競合と比較すると、ユーザーフレンドリーで使い易いユーザーインターフェースがユニティの特徴です。

 

ゲームエンジンの市場規模、需要

Marketysers Global Consulting LLPによると、ゲームエンジンの市場規模は2019年時点で21億ドル、今後13.63%で年々成長していくということです。
ゲーム市場の成長に合わせて、ゲームエンジン市場も順調に成長していくことが予想されます。

ゲームエンジンはゲームクリエイターにとっては必須のツールであり、毎年新しい作品がリリースされる等、ゲームソフトの需要が強いことから、間接的にゲームエンジンの需要も強いことが分かります。

 

ユニティの株価

(出典:YAHOO!ファイナンス

ユニティの株価ですが、2020年6月に上場したばかりなので、1年分しかデータがありません。
上場直後は株価が2倍以上に膨れ上がりましたが、その後すぐに下がって、現在は落ち着いている状態なので、過去の株価と比較すると特段割高というわけではありません。

 

ユニティの各指標


(出典:YAHOO!ファイナンス

ユニティの各指標について、PER(株価収益率)は赤字なのでデータがありません。
株価に対して収益が無いので、完全に市場の評価が高く割高な状態と言えます。

PBR(純資産倍率)は基準となる1倍を遥かに上回っています。
CSIMarketによるとソフトウェア会社のPBRは10~13なので、それと比較しても高く、割高であると言えます。

 

ユニティの配当金

ユニティは無配当です。

上場したばかりなので株主に配当金を配る余裕がありません。
ユニティに限らず、上場したばかりの企業は大体は無配当です。

 

ユニティの損益計算書、業績


(出典:ユニティ年次報告書

ユニティの2020年の業績ですが、増収減益(赤字)となっています。
売上の増加はコロナによりゲーム市場の需要が増加した為です。
営業損失の拡大は、研究開発費、販売費用が増加した為です。

 

ユニティのキャッシュフロー計算書


(出典:ユニティ年次報告書

ユニティのキャッシュフローは、営業キャッシュフローが初めてプラスに転じており、投資キャッシュフローは大きなマイナス、財務キャッシュフローは大きなプラスです。

営業キャッシュフローについては既述の業績について参照してください。
投資キャッシュフローの大半は有価証券の取得ですので、買収に用いられたものと見受けられます。
財務キャッシュフローの大半はIPOによる資金獲得です。

上記より、IPO直後に買収を行っているのは謎ですが、手元にキャッシュは十分にあり、今のところ資金繰りは問題無さそうです。

ユニティの賃借対照表


(出典:ユニティ年次報告書

ユニティの財務状況ですが、IPOを行って資産が大幅に増加しています。

流動資産÷流動負債=流動比率は413%で、100%を超えており十分です。
IPOで入手した資金を今後どう使っていくかに注目です。
自己資本比率は76%と非常に高く、まず倒産の心配はありません。

上記より、IPOを行って確り資金が確保できており、現時点では健全な財務状況と言えます。

ユニティの業績予想

ユニティの2021年第1四半期報告によると、2021年の売上予想は10億ドル、営業損失は約1億ドルです。

四半期報告から営業損失に関する詳細説明が見つかりませんでしたが、 継続的に研究開発投資を行っていくとLuis Visoso CFOが言っていたので、それによる損失だと考えられます。

総評

ユニティの個人的な総合評価は56点です。
IPOで確り資金を獲得しているので財務は確りしており、研究開発に確り投資していますが、その結果どのような優位性が築けるのかが見えません。
収益化がまだ見えていないのも辛いですね。
仮に投資するとしても、収益化が見えてからでも良いでしょう。
ユニティに投資するべきかどうかというと、私は見送りとします。

以上、ユニティの株情報でした。

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